福井県立勝山高等学校スキー部OBOG会のブログ

福井県立勝山高等学校スキー部の活動報告等を通じ、選手達を応援するとともにOBOG会活動を活性化していきたい!

全日本50km クラシカル競技

 宇田監督から全日本選手権50キロクラシカル競技のリポートをいただきました。ありがとうございました。

まずは板の準備編。
50kmのTCM(チームキャプテンミーティング)は21日に行われ、ピットで準備できるスキー板の本数が4本以内と決定しました。問題点はこの4台全てをスタート10分前にピットに選手本人が置き、その後は他の補助を受けられないことでした。たかつぐの板のグライダーはゼロスキー以外高橋さん(トラウム)が3台仕上げてくれていました。
 私はたかつぐのゼロスキーと峻也のゼロを含めた3台とテストワックス用を2台準備しました。前日の昼からベースワックス作業を始めて、粉ワックスの焼き付けは夜の11時までかかりました。
 当日の朝は粉ワックスをはがし、止めワックスを塗り、テストワックスのグリップ準備をするだけで2時間。その後、会場へ移動→すでにワックスルームは他のチームでいっぱい。
 マジシャスジャパンの方に台の片側をかりて止めワックスにかかりました。8時30分頃、あきひとと峻也のテストワックスの無線情報からスタート周辺と奥の林とでは雪の状態が違うとの連絡→マルチ(0~-2℃)は奥で凍り、他の3種類のグリップはOK
との内容、この段階でスタートに使う1台目のワックスが決定しました。
 ゴール時間の12時の予想気温は-2℃より、2台目と3台目のワックスを決定して、たかつぐ1台目から塗り作業スタート→30分で6台は無理。峻也の板は朝にベースのブルーを塗り終えていたので良かったけど、たかつぐ板はブルーのベース塗り作業からでした!とにかく、二人の1台目に集中して選手にワックスを試してもらい二人ともOKとのこと!結局、他のスキーは使わなかったけど全てを塗り終えてスタート5分前→1台は遅刻!
9時30分スタート時に雪が降らず太陽が出てきたため、たかつぐの1台目に薄くバイオレットを塗りスタート。この作業が効いたのか、ころころ変わる天候に50km最後まで対応した1台目の止めワックスでした。峻也はラスト10kmはスリップしたようですが、たかつぐの技術は最後まで止めワックスを効かせてくれました!